投稿日: カテゴリー ものしり辞典 自然観察会タグ

コチドリ(小千鳥)は小さい

東京港野鳥公園内の干潟で観察したチドリ。調べるとコチドリのようです。渡り鳥で日本では亜種コチドリが夏季に本州、四国、九州で繁殖し、西日本の一部暖地で留鳥、南西諸島で冬鳥として見られます。[2015年4月25日撮影:平成27年度第一回自然観察会@阿部]

コチドリ(小千鳥、学名:Charadrius dubius Scopoli)はチドリ目チドリ科チドリ属の渡り鳥。分布はユーラシア大陸からアフリカ北部に広く、海岸や河川の中流域、湖沼、水田などに生息。ユーラシア大陸中緯度以北の熱帯から亜寒帯で夏季に繁殖し、アフリカ大陸北部やユーラシア大陸南部で越冬。全長は16cmほど、翼開長は35cmほど、頭頂部と背面は灰褐色、原面は白色、眼の周りに黄色い羽毛が目立ちます。頸部に黒い首輪状線、嘴基部から側頭部に過眼線、額にも黒い斑紋が入ります。脚はオレンジ色です。食性は動物食で昆虫類、ミミズ類などを食します。繁殖期は日本では4月から7月頃、海岸の砂浜や埋立地、内陸の畑などに窪地を造り貝殻や小石を敷き営巣。産卵は3、4個、雌雄交代で抱卵。25日ほどで孵化、半日もすれば自力で歩き採食、生後4週間前後で飛翔、その後2週間もすれば独り立ちするという。なんとも成長が早いことか。

潮の引いた干潟でしきりに千鳥足で歩きながら、何やら啄ばんでいるようでした。この日は単独で行動している様子で他には仲間は見当たりませんでした。別の場所で餌を探しているのかもしれませんね。

コメントはこちらから

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事