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三宅島植林地の下草刈りを終えて

土日のお天気は何であったのだろうか。私たちの三宅島でのタブノキやヒサカキなどの植林地の下草刈りのために、神様が晴れ間をのぞかせてくれたとしか言いようがない。[平成27年9月5日撮影:第11回エコカフェみんなの森づくり@中村]

雄山の噴火口から吐き出された大量の真っ黒なスコリアが厚く堆積する足場の悪い急斜面地、成長の早いハチジョウススキに覆われながらも、タブノキたちは丁寧に植林した甲斐もあってしっかり根付いていたのがうれしかった。下草刈りは人の手により植林した苗は、放置しておくとハチジョウススキなどの成長の早い草木に覆われ、日光を失い枯れてしまうことになる。したがって、人の植えたものは競争に耐えるまでは面倒を見る必要がある。ただひたすらにススキをかき分け、苗木の周囲を鎌で刈り取っていく地道な作業が続く。この苦労こそ、主役の植林活動の裏側にある真の活動であるとエコカフェでは考えています。一般的には植林活動のほうがやっていて楽しいんですよね。しかし、下草刈りに、この活動の本質が隠されているのです。

よい汗をかいた後は三宅島の大自然を満喫する。一緒に活動した仲間で語らい合って、自分を見つける良い機会にもなる。屈託のない、前向きな話が心を温かくしてくれる。そんな週末のひと時でした。次回も楽しみにしてください。

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