自然観察会WSより、5/25に実施した自然観察会のご報告いたします!
■実施日
2019/5/25(土) 10:00~
■自然観察会テーマ
地層を観察し、地球の歴史を感じよう
■実施場所
江ノ島(小田急江ノ島線「片瀬江ノ島」駅から徒歩10分)
■参加人数
大人7名、子ども1名
■行程
片瀬江ノ島駅集合⇒逗子層群の地層の観察⇒山ふたつ、ローム層の観察⇒葉山層群の地層の観察⇒岩屋の観察⇒タイドプールで生き物観察⇒フェリーで片瀬江ノ島駅へ⇒生しらす丼でランチ⇒解散
観光地として有名な江ノ島ですが、江の島は、狭い地形ながらも藤沢では一番古い新生代第三紀(約1500万年前)の葉山層群が分布し、さらに二番目に古い逗子層(三浦層群の一部)、新生代第四紀のローム層、古相模川の河床れき層などが分布しています。
特に磯では、波による浸食で地層がきれいに露出し観察しやすく、岩屋や延命寺納骨堂、岩本楼洞窟風呂などでは地層を内部から見ることが可能です。
また、平坦な岩場(波食台)、切り立った崖(海食崖)、くり抜かれた海食洞など波による浸食でできた地形や潮風の影響でできた面白い風化模様、地殻変動による大小さまざまな断層や河川の影響が現れた地形なども観察することができます。
以下、当日のスケジュールに沿って解説していきます!!
▼逗子層群の地層。もともとここは江ノ島とは陸続きではなかったのですが、関東大震災により、隆起して陸続きになりました。
▼山ふたつ。ここで江ノ島の地層が葉山層群、逗子層群に分かれています。
▼ローム層の地層(写真上部の赤茶色の部分)。富士山の噴火によって江ノ島に堆積したといわれています。
▼葉山層群の地層。海沿いでは綺麗な地層が観察できました。
▼岩屋の近くには藤沢市観光大使のつるの剛士さんの絵もありました。
▼タイドプールでの生き物観察。カニやハゼの仲間が観察できました。
▼帰りのフェリー。岩屋から片瀬江ノ島駅に戻ると大変な坂があるのですが、これに乗ればその苦労とは無縁でした。笑
▼江ノ島といえば生しらす丼!非常に美味でした!
5月下旬にも拘わらず、30度を超える真夏日でしたが、大きな問題が起きることなく実行できて良かったです。
ご参加いただきました皆様、改めてここで御礼申し上げます!
次回は10月ごろに、山の会とコラボレーション企画で高尾山へ自然観察会に行く予定です!皆様のご参加お待ちしております(^^)
以上、自然観察会WSでした!
自然観察会WSリーダー 浅野圭祐