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シマテンナンショウ(島天南星)は飢餓を

三宅島、大路池周辺では火山ガスの影響を逃れた照葉樹林の森がよく発達しています。林内の散策道脇では、マムシグサの仲間をしばしば目にすることができます。シマテンナンショウといって、この仲間の中ではやや毒性が低いといわれています。[2015年6月6日・7日撮影:第10回エコカフェみんなの森づくり@阿部]

シマテンナンショウ(島天南星)は飢餓を

シマテンナンショウ(島天南星、学名:Arisaema negishii Makino)はサトイモ科テンナンショウ属の多年草。伊豆諸島固有種。分布は八丈島、三宅島、御蔵島に限り、林縁や林下に自生。草丈は20cmから50cmほど、根茎は径3cmから5cmほどの扁球形、茎は青く、葉は2枚、鳥足状に楕円形で先の尖った小葉を7枚から15枚つけます。花期は3月から4月頃、雌雄異株、茎先に緑色で白い縦筋の入った仏炎苞をつけ、内側には棒状の肉穂花序があり、表面に花を密生。ウラシマソウと同じように、仏炎苞の先には糸状に伸びた付属体がつきます。果実は集合果(液果の集合体)、赤く熟します。

いわゆる「救荒植物」と考えられ、島では飢饉のときにデンプンを含む根茎を茹でて、餅のようにして飲み込んで食したという。飲み込むことで根茎に含まれるシュウ酸カルシウムによる痛みを避けたということなのですね。

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