投稿日: カテゴリー ものしり辞典タグ

ウラジロガシ(裏白樫)の葉はお茶に

対馬二日目。龍良山原始林でみたウラジロガシを紹介します。ウラジロカシともいう。葉のエキスに胆石・腎臓結石排出促進作用があることが確認されているそうです。葉を乾燥してお茶にします。松崎さんどうですか。[2014年11月8日撮影:対馬エコツアー@阿部]

ウラジロガシ(裏白樫、学名:Quercus salicina Blume)はブナ科コナラ属の常緑高木。分布は本州宮城県・新潟県以南、四国、九州、南西諸島、国外では朝鮮半島、台湾に及び、低地から山地の尾根沿いや渓流沿いなどの温暖湿潤地に自生。141108ウラジロガシ樹幹@エコカフェ.JPG樹高は20m以上、樹皮は暗褐色から灰色で平滑、葉は互生し、葉身5㎝から13㎝ほどの倒卵状から楕円状長楕円形、葉縁の鋸歯が鋭く尖り、葉裏が粉白色になるのが特徴です。花期は5月から6月頃、新枝基部から長さ約4㎝の雄花序を下垂、新枝上部の葉腋から長さ約7㎜の雌花序をつけます。雄花序は褐色の軟毛を密生。果実は長径約2㎝の広卵状楕円形から長楕円形の堅果(どんぐり)、濃褐色です。

シイやアラカシと異なり、人里近くにあまり出現することはないという。品種レベルにヒロハウラジロガシが知られます。また、オキナワウラジロガシとの交雑種があるそうです。

コメントはこちらから

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事