7/5 ウミガメ卵の移植体験
3 グループに分かれて大村海岸の卵の掘り出しを行なった。産卵調査体験で巣穴を掘った経験があったため、穴掘りに関しては順調に行なうことができた。それぞれの産卵巣は、卵数の多い少ないや、食害の有無など の特色があった。ふ化直前の卵を初めて触るので、最初の 1 個はみんな身長に作業をしてくれた。そして慣 れるにつれて取り出す速度も速くなったが、彼らの身長では産卵巣の底にある卵を取り出すのは難しかっ たようだ。
【子供たちの感想】
・卵を取り出すときに殻がへこんで怖かった
・たくさん生まれてきてほしいと思った
・小港海岸で掘ったときよりも穴か深くて大変だった
7/9 ふ化箱設置とワークブック学習
7 月 5 日に大村海岸から取り出した産卵巣 No.24(卵数 142 個)の卵を 50 個、小学校職員玄関に設置したふ化箱に移殖した。ふ化箱の中に卵を入れる前に子ども達の前でキャンドリングをして、卵の中でウミガメが動いていることを見てもらった。その後、子ども達は卵一つ一つに自分の名前を書いて、無事にふ化する ことを願いながら卵をふ化箱に置いていき、ふ化日の予想をしてもらった。
【子供たちの感想】
・いつ生まれてくるのか楽しみ
・転卵したかもしれないので無事に生まれてきて欲しい
7/19 子ガメの計測とふ化率調査(ふ化箱)
夏休み直前ではあったが、無事にふ化箱の卵がふ化した。ふ化箱から子ガメを取り出して数を数えると 50 頭であった。埋卵した卵が 50 個なので、ふ化率 100%だった。ふ化箱に卵を入れるときに転卵を気にしていた子がいたので、全ての欄がふ化できて良かった。前年度は産卵巣の卵(約 100 個)を全てふ化箱に入れたが今年度はその反省を活かし、卵数を少なくして設置したのが良かったのだろう。夏休み中に子ガメの成長が著しいため、夏休みでも海洋センターで飼育をはじめる子ガメに愛に来て欲しいという理由で、スタンプカードの配布を行なった。学校終了後、これから 5 年生が成長を見守る子ガメの入槽を一緒にしたい子は海洋センターまで来て欲しいと伝えたところ、多くの子ども達が海洋センターまで来てくれた。来てくれた子どもたちには、子ガメの背中にマーカーで子ガメに名前を書いてもらい、一緒に水槽に入れた。子ども達は、子ガメの成長が楽しみなようだった。
【子供たちの感想】
・全部生まれてきたすごかった
・死んだカメがいなくてよかった
・小さくて可愛かった