投稿日: カテゴリー ウミガメレポート 活動レポート

2017年12月ウミガメレポート

12/6 ふ化率調査

 ふ化率調査は扇浦海岸で行ないました。産卵巣のふ化率がどの程度なのかを知るためには全ての卵殻を掘出す必要があります。5年生たちは、産卵調査体験や移植体験などで経験したことを活かし、ふ化率調査をする産卵巣の位置出しを手際よく行なう事が出来ました。我先に巣穴を掘る子もいれば、躊躇しながら掘る子などさまざまです。砂まみれになりながら頑張って卵を掘出し、ふ化した卵殻や、カニに食べられてしまった卵殻などを一緒に仕分けしました。

 【子ども達の感想】

100%ふ化をしていてすごかった

・カニに食べられている卵があった

12/11 ワークブック学習と3学期学習内容の説明

 12/6に行なったふ化率調査復習、次回行なう解剖体験や三学期の学習について説明をしました。今年の父島列島におけるウミガメ産卵調査が終了し調査結果がまとまったため、5年生がふ化率調査を行なった産卵巣が父島列島全体と比べるとどの程度のふ化率なのかを話をしました。全体でのふ化率を説明することで、彼らが調査した産卵巣はふ化率が非常に高いということを理解してもらいました。また、3学期の発表会や放流会の説明をして、これからの総合学習が有意義なものになるよう意識付けを行ないました。

 【子ども達の感想】

・次の解剖が楽しみ

・発表会はたくさんの人がくるみたいだけど頑張りたい

 

12/14 計測と解剖見学

 例年は1歳程度の子ガメで行なうのですが、母島で飼育していたアオウミガメ(推定6-8歳)が死んでしまい、その個体を譲り受けて解剖を行ないました。個体が大きいだけに臓器なども見やすく説明もしやすかったです。子供たちの握りこぶしほどある心臓を握ることで心臓に血がたくさん貯まること、肺にストローで空気を入れることで呼吸をする仕組みなどを、実際に触れて体験することで理解を深めることができました。

定期計測は2ヶ月ぶりに行ないました。手馴れた手つきで一人ずつ計測を行って行きます。だいぶ大きくなってきたので一人でウミガメを持つのが大変になってきました。次回からは21組で計測を行なうことになりそうです。

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